AIメディカルサービス スタンフォード大医学部と内視鏡AIの共同研究開始

内視鏡の画像診断支援AIを開発するAIメディカルサービス(東京都豊島区)は2023年7月27日、スタンフォード大学医学部と共同研究契約を締結し、2023年8月から内視鏡AIに関する共同研究を開始すると発表した。同大学医学部の消化器内視鏡分野における日本企業との共同研究は、同社が初となる。

同社は早期胃がんの鑑別に特化した内視鏡AI製品の日本国内の薬事承認に向けて取り組んでおり、今回スタンフォード大学医学部との共同研究をきっかけに、米国における内視鏡AIの実用性を検証するための実証実験を開始する。スタンフォード大学医学部のJoo Ha Hwang教授は、「米国において早期胃がんの罹患率は、いくつかの移民集団、特に東アジア人において比較的高いという課題があります。一方で、病変が微細で判定が難しいことが多いため、早期胃がんの発見率は依然として低いままです。私たちは、AIメディカルサービスの早期胃がん発見のためのAIプラットフォームを評価できることを嬉しく思います」とコメントしている。

AIメディカルサービスは、「世界の患者を救う~内視鏡AIでがん見逃しゼロへ~」をミッションに掲げる、2017年設立の医療AIスタートアップ。内視鏡医療は日本が最先端で、質・量ともに世界最高水準のデータが蓄積されており、中でも同社は100施設以上の医療施設と共同研究・製品開発を進めている。

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スタンフォード大学医学部 Joo Ha Hwang教授