Tradi、ハラール食品特化のBtoB ECサイト「HALAL ICHIBA」を正式ローンチ
食品の輸出入事業やプロダクトコンサルティングを手がける株式会社Tradiは2026年4月17日、ハラール認証食品およびムスリムフレンドリー食品に特化したBtoB ECサイト「HALAL ICHIBA(ハラルイチバ)」を正式ローンチした。
「HALAL ICHIBA」は、飲食店・レストラン、小売店・スーパーマーケットなどの食品事業者を対象に、ハラール認証を取得した調味料・精肉・乳製品・茶飲料・加工食品など約220品目をワンストップで仕入れできるプラットフォームだ。キッコーマンのハラール醤油、ハラール認証を取得した近江牛・伊賀牛、南薩食鳥のハラールチキン加工品、つぼ市製茶本舗のコンブチャ、比叡ゆばなど、日本各地の産品を幅広く取り揃える。飲食店のトライアル購入に対応する小ロット仕入れから、小売店のケース単位の大量仕入れまで、事業規模に応じた柔軟な発注が可能で、サイト内ではハラール認証の基礎知識や取得方法に関するコラムも発信し、ハラール対応を検討中の事業者の情報収集もサポートする。
現在の取引メーカーは12社以上。今後、取扱品目を1,000SKU(商品管理単位)へ拡充し、水産物・菓子・冷凍食品など新カテゴリを順次追加する計画だ。英語対応による訪日外国人経営の飲食店や海外バイヤーの取り込み、定期発注・サンプル請求などBtoB向け機能の拡充も予定している。
国内のハラール食品BtoB流通には、認証取得済み商品の情報が体系的に整理されていない、既存チャネルでは品揃えに限りがある、ハラール認証とムスリムフレンドリーの区別が曖昧なまま流通するケースがあるといった課題が指摘されてきた。世界のムスリム人口は約20億人に達し、2030年には世界人口の約3割を占めると見込まれており、訪日客の増加や在日ムスリム人口の拡大に伴い国内需要も拡大傾向にある。「HALAL ICHIBA」は、認証取得済み商品のみを掲載することで信頼性を担保しつつ、仕入れ先の選定・発注をワンストップ化する点でこれらの課題に直接応える。ハラール対応の障壁を下げることで、日本の食品メーカーと国内ムスリム市場・インバウンド需要をつなぐ流通インフラとして機能することが期待される。