newmo 都内初の自動運転タクシー開発拠点を大田区に開設
モビリティスタートアップのnewmo(東京都港区)は2026年5月29日、東京都大田区の東京流通センター(TRC)内に、自動運転タクシーの開発拠点「Autonomy Garage Tokyo」を開設したと発表した。同社にとって都内初となる自動運転タクシー専用の開発拠点であり、自社技術の研究開発と車両開発・実装の中核に位置づける。
newmoはタクシー乗務員の担い手不足という都市部・地方共通の課題を背景に、タクシー事業・人材事業と並行し、自動運転タクシー事業「newmo Autonomy」を展開している。2025年7月の本格参入発表後、堺市・大阪市と連携協定を締結し、2028年のレベル4商用化を目指して両市で実証を開始。堺市での取り組みは国の「自動運転社会実装先行的事業化地域」にも選定されている。
開設拠点があるTRCは、都心に立地しながら広い作業スペースを備えた物流複合施設で、近年は「フィジカルAI」領域のスタートアップが集積する。2025年5月には「平和島自動運転協議会」が発足し(同年7月にnewmoも参画)、自動運転の社会実装を目指すハブとなっている。新拠点では自動運転システムや車両の技術開発・実装・実証を一貫して担い、開発車両は大阪での実証にも投入する予定。大阪ではタクシー事業の運営基盤を活用し、走行データの収集・検証を重ねて社会実装を目指す。
拠点開設にあわせ、現在約20名規模の自動運転チームを2026年末までに2倍の40名体制へ拡充し、首都圏での開発・実証を担う人材採用を加速する。同社の曾川景介Co-Founder/CTOは「都市型の倉庫という環境は自動運転の研究開発に最適。近隣のタクシー事業拠点とのシナジーも期待できる。この場所から地域の未来を担うモビリティを開発する」とコメントしている。