三菱地所 福岡県筑前町で67MW・230MWh系統用蓄電所建設に着手、2028年1月運転開始
三菱地所は、福岡県朝倉郡筑前町において、定格出力67メガワット、定格容量230.1メガワット・アワーの系統用蓄電所建設に着手したと発表した。三菱地所がプロジェクトマネージャーとして開発を主導し、共同事業者である伊藤忠商事、東京センチュリーと連携して事業を推進・運営する。運転開始は2028年1月の予定。再生可能エネルギーの導入拡大と電力需給の安定化に貢献していく方針だ。2026年6月1日に発表した。
蓄電所の所在地は福岡県朝倉郡筑前町赤坂で、敷地面積は約2万6000平方メートル。施工者(EPC)は自然エンジニアリング、蓄電池システムは伊藤忠商事が担う。建設着工時期は2026年5月で、5月13日には地鎮祭を実施した。
事業主体として2026年4月に「福岡県筑前町蓄電所合同会社」を設立しており、代表社員は三菱地所、出資者は三菱地所・伊藤忠商事・東京センチュリーの3社。資本金は10万円となっている。この事業は経済産業省「令和7年度再生可能エネルギー導入拡大・系統用蓄電池等電力貯蔵システム導入支援事業費補助金」の採択を受けている。
三菱地所は2024年から系統用蓄電所事業に取り組んでいる。これまでに、東京都が創設した官民連携ファンド「東京都蓄電所投資事業有限責任組合」への出資や、北海道千歳市上長都における系統用蓄電所事業への参画を進めてきた。今回の福岡県筑前町案件は、自社主導でプロジェクトマネジメントを担う事業となる。
再生可能エネルギーは発電量が天候等に左右されやすく、電力需給バランスを安定的に保つ調整力として系統用蓄電所の重要性が高まっている。系統用蓄電所は、電力需要が少ない時間帯に充電し、需要が高い時間帯に放電することで、電力系統の安定化に寄与する。