TOPPANホールディングス、対話型ショールーム「TOPPA!!!STUDIO」を稼働
TOPPANホールディングスは6月1日、顧客との対話を通じて課題解決の取り組みを具体化する空間「TOPPA!!!STUDIO」を稼働させた。同年3月30日にオープンした東京・港区のショールーム「TOPPAN GATEWAY」内に開設したもので、事業・ソリューションを展示紹介する従来型の施設とは異なり、企業や自治体など顧客が抱える課題と解決策の具体例をシナリオ型で示し、課題の具体化・明確化を支援する対話拠点と位置付ける。TOPPANグループ各社の担当営業を通じた事前予約制で、取引企業を対象とする。

同社は2026年4月1日に事業会社3社を統合してBU(ビジネスユニット)制を導入し、グループ総合力を発揮する基盤を整えた。あわせて、業界別に編成した専門組織「AP(アカウントパートナー)」を設置し、企業や自治体に対し、課題の把握から解決策の提案までグループのリソースを最大限に活用した活動を進めている。「TOPPA!!!STUDIO」は、こうした提案型営業を強化し、顧客のパートナーとして共に課題解決にあたる活動を加速させる場として機能させる。
TOPPA!!!STUDIOには、複数の商材やリソースを組み合わせ、課題と解決策を提示する「シナリオ体験型」展示を導入した。「顧客接点」「オフィスワーク」「工場・生産」「都市空間・まち・地域」の4ゾーンで構成し、顧客の業種や課題に応じたパーソナライズされた体験を提供する。また、情報系事業のデジタル技術とモノづくりで培った知見を融合し、実用化済みのソリューションに加え、開発中の技術や実証段階の取り組み、その検討プロセスも紹介。顧客のビジネスを最も深く理解する営業担当者がAI活用ツールを駆使して顧客課題を導出する、「営業が主役」のナビゲーションも取り入れた。
映像演出で同社の提供価値を示す「プロローグエリア」、4ゾーンの体験コンテンツを配置した「体験エリア」、対話を通じて課題を特定し参加者間の合意を形成する「ラップアップエリア」の3つのエリアで構成される。スペースデザイン領域で培ってきた知見を結集して企画・設計・施工を行ったもので、エンゲージメントを高める空間設計のショーケースとも位置付ける。今後は本施設で培ったシナリオ型展示の仕組みや空間設計フォーマットを、顧客の施設構築にも活用していく方針だ。