中小の技術とデザイナーの感性を融合 東京ビジネスデザインアワード
東京都と日本デザイン振興会は2022年10月30日まで「2022年度東京ビジネスデザインアワード(TBDA)」のデザイン提案を募集する。都内中小企業が持つ独自の技術や素材を「テーマ」として公表、テーマを活用した新規用途開発やビジネスデザイン提案をデザイナーから幅広く募り、マッチングする。
TBDAは東京都主催、日本デザイン振興会の運営で2012年度に開始。これまで中小企業の技術や素材110件以上をテーマとして採用し、デザイナーからの提案数はのべ1300件以上。両者のマッチングから始まった事業として、国内外で60万個以上を売り上げるヒット商品やグッドデザイン賞、日本文具大賞受賞製品など20件以上実現している。
今年度のテーマは、海洋生分解性プラスチック素材や自己緩みのないナット、医療器機職人の手加工技術、IoT・ブロックチェーンを活用したエビデンスプラットフォーム技術など。デザイン提案の審査を経て、マッチング成立後は実現化に向けた協働をスタートし、プレゼンテーション方式の最終審査を経て2023年2月に最優秀賞等を決定する。最優秀賞には賞金100万円が贈られる。
10月1日には各テーマ企業の担当者が登壇する説明会を開く。詳細、応募はTBDAのHPから。
東京ビジネスデザインアワードから生まれた商品の事例