AI潅水施肥「ゼロアグリ」 川崎市の「低CO2川崎ブランド」大賞受賞

ルートレック・ネットワークス(神奈川県川崎市、月刊事業構想2018年9月号参照)は、同社が開発するAI潅水施肥システム「ゼロアグリ」が、川崎市が認定する2021年度「低CO2川崎ブランド」の大賞を受賞したことを、2022年1月27日に発表した。

「低CO2川崎ブランド」は、川崎市が地球温暖化対策の一環として低炭素化に向けた川崎発の製品・技術等を認定する制度。2009年度より取組が始まっており、これまで川崎市内の優れた環境技術を有する企業が認定されてきた。

ゼロアグリは、農作業の潅水と施肥をIoTとAI技術により自動化し、「高収量・高品質・省力化」を実現したスマート農業システムだ。環境センサー情報や気象情報を元に、作物にとって最適な潅水量と施肥量をゼロアグリのAIが判断し、自動で必要な量を供給する。人間の判断による慣行栽培と比較し、肥料の使用量を削減することで、温暖化効果ガス排出量を削減することが可能だ。

今回、青森県の夏秋トマト栽培における実証実験において、ゼロアグリを使わない慣行栽培と比較。約48%の温暖化効果ガス排出量削減を達成した。

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