JR東日本 24年度設備投資でMaaSアプリを強化

東日本旅客鉄道(JR東)は、2024年4月30日、2024年度連結設備投資計画を発表した。安全で安定した鉄道輸送のためのインフラ整備を始め、様々な活動へ8190億円を投資していく方針だ。

投資額においては、生活ソリューション分野を前年度比約25%増の3950億円とし、モビリティ分野は前年度比微減の4240億円とする。輸送サービスの拡充としては、羽田空港への鉄路でのダイレクトアクセスを実現する「羽田空港アクセス線」の工事を進める。同路線は田町駅付近で上野東京ラインと直通させ、鉄道ネットワークの充実につなげる。

まちづくりでは、高輪ゲートウェイ駅周辺のまちづくりを進め、2024年度末にも「THE LINKPILLAR 1」と高輪ゲートウェイ駅周辺エリアを開業する。また大井町駅周辺の広町地区の開発も、賑わいと回遊性強化の他、防災の観点も取り入れて進めていく。

また、MaaSによるシームレス・ストレスフリーな移動の実現では、地域・観光型MaaSプラットフォーム「Tabi-CONNECT」の機能を強化する。利用エリアの拡大を図るほか、アプリの開発を継続して快適な移動の実現を目指す。さらに、切符のチケットレス化を進めるため、QRコードを利用した乗車サービスを2024年度下期より順次開始していく。

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