Acallが23億円を資⾦調達 Future of Work市場でのシェア拡大目指す
ワークスタイルテック企業のAcall(兵庫県神⼾市)は2023年8⽉1⽇、シリーズBラウンドにおいて、SMBCベンチャーキャピタル、三菱UFJキャピタル、神⼾⼤学キャピタル、みなとキャピタルを引受先とする第三者割当増資ならびに⾦融機関からの融資により、総額13億円の資⾦調達を実施したと発表した。これにより、累計調達額は31億円超となった。また、これに伴い、コーポレートアイデンティティとブランドアイデンティティを一新し、新体制で事業展開を加速させていく。
Acallは「くらし」と「はたらく」を⾃由にデザインできる世界の実現に向けて、ワークスタイルプラットフォーム「Acall(アコール)」の開発・提供を⾏っており、これまでに国内外7000社以上の働き⽅を⽀援してきた。同社は今回の資⾦調達により、働く時間と場所の選択肢を広げるためのユーザー体験向上を⽬的としたプロダクト開発やブランディングの強化、Future of Work市場における国内外のシェア拡⼤に向けた事業展開の加速などに注力していく。
同社代表の⻑沼⻫寿氏は、「Acallは組織の⽣産性とワーカーの幸福度を最⼤化するために、業務の⽬的に応じて時間と場所を選択し、どこからでもボーダレスに、⽣産的かつ⾃律的に働ける環境を構築するためのインフラ企業を⽬指しています。海外では、すでにワークモデルを根本的に変えるコンセプトを持ったFuture of Work市場が定義されています。今後数年で働き⽅が進化するこの機に、成⻑スピードをより⼀層加速させる必要があると判断し、今回の資⾦調達を実施するにいたりました」とコメントしている。世界のFuture of Work市場の規模は、2023年から2026年にかけて130兆円から195兆円へと⼤きく成⻑すると予測されている。