日立製作所 コロナ後を見据え共創のフラッグシップ拠点を開設

日立製作所は、コロナ後の新しい社会を見据え、イノベーションを目指した共創のフラッグシップ拠点として「Lumada Innovation Hub Tokyo」を4月15日に開設する。2021年3月22日に発表した。同社は、イノベーション創出のあり方を「業界・空間・時間を超え、知恵やアイデアをつなぐ」ことと再定義し、その実現に向けたサービス・共創空間を「Lumada Innovation Hub」として体系化しようとしている。

東京駅前に開設する同拠点では、日立の「共創の森」や大みか事業所といった、同社のDXの最前線となる共創施設や多様な人材と、顧客やパートナー、スタートアップ企業など業界を越えたステークホルダーをバーチャルとリアルでつなぎ、知恵やアイデアを掛け合わせることで価値創出を活性化する。具体的には、オンラインでも利用可能な5つの共創空間「Meet-up Square」「DX Gallery」「Co-Creation Studio」「Mirai Atelier」「Incubation Base」を提供し、ビジョン構築からビジネス化までの共創プロセスを支援する。

日立は2019年3月、自社とパートナーのDXを推進するため、デジタルソリューションや技術をつなぐ「Lumada Solution Hub 」のコンセプトを発表した。2020年11月には業界を越えた企業の協業のための「Lumada アライアンスプログラム」を開始している。今後、日立は「Lumada Innovation Hub」のコンセプトに即した共創空間を国内外に設置し、グローバルなパートナーとも連携することを目指す。

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