JR東日本スタートアップ ファーメンステーションと資本業務提携

提携を通じて、JR東日本グループや地域の食品・飲料事業で排出される副産物・残さなどの未利用資源を、独自の技術でエタノールの原料としてアップサイクルする。そして、それを活用した事業を共創する未利用資源再生・循環パートナーシップを加速することが目的だ。

ファーメンステーションは「JR東日本スタートアッププログラム2018」に採択され、実証実験を通じてJR東日本グループの青森駅隣接のシードル工房「A-FACTORY」の製造工程で発生するリンゴの搾りかすからエタノールを抽出し、フレグランス商品や除菌ウェットティッシュを開発、販売している。エタノール抽出の過程でできた発酵粕は地域農家の家畜用飼料として利用されている。この農家で育成された食肉は、JR東日本グループのレストラン列車や「ホテルメトロポリタン盛岡」のレストランメニューとして採用されており、サステナブルな循環を実現している。

資本業務提携により、今後も地域における未利用資源の有効活用と循環モデルの構築による循環型社会の実現に取り組んでいく考えだ。