風のヘリテージ 函館市に「重要文化財に泊まれるホテル」第1弾開業

バリューマネジメントグループにおいてホテル運営および観光まちづくり事業を担う風のヘリテージ(京都府京都市)は2026年2月24日、北海道函館市に新ホテル「旧相馬家 Kazeno Heritage」を2026年3月1日にオープンすると発表した。同ホテルは、重要伝統的建造物群保存地区に位置する、函館のシンボルと言える国指定重要文化財「旧相馬家住宅」を保存・利活用するもので、新ブランドシリーズ「Kazeno Heritage(風のヘリテージ)」の第一号施設となる。

同ホテルは、明治41年築の国指定重要文化財を活用した1日3組限定の宿で、宿泊収益を建物の維持管理に還元する「保存再生モデル」を掲げるブランド「Kazeno Heritage」のフラッグシップ。ホテルの運営目的は、ゲストの滞在を「消費」ではなく、地域のシンボルを次世代へと繋ぐ「継承への参加」に繋げることにあり、ゲストを迎えて事業収益を生むことで旧相馬家住宅を保存し、文化財保護と地域景観の維持が共生する持続可能な循環を生み出すことを目指している。

客室コンセプトは「Heritage Reimagined」で、函館独自の和洋折衷様式を尊重し、旭川家具や歴史の断片を掛け合わせた独創的な空間を創出。ゲストは一般公開外の朝夕の時間帯に、重要文化財の主屋を私邸のように独占し、函館の発展を支えた豪商一家の記憶を追体験することができる。

風のヘリテージでは、文化財保護において、函館市民・道南住民との地域共創を重視しており、同ホテル開業とともに「地域還元プロジェクト」を始動。地域住民へ向けた宿泊優待プランを用意するほか、通常は有料公開している主屋を無料で開放する「地域住民 特別無料開放日」を2026年4月以降、月1回設ける予定。