小田急電鉄「スキルをつなげる」新コミュニケーションツール公開

小田急電鉄は2020年11月25日、同社イノベーションラボ「IFLATs(アイフラッツ)」が提供するサービス第1弾として、「スキルをつなげる」コミュニケーションツール、「PRAIL」β版(パソコン、タブレット向け)をリリースした。

「PRAIL」β版は、「スキルを軸としたコミュニケーションを通じて人とつながる」を目的とした、無料で誰でも利用できるサービス。過去の何らかの活動(仕事、趣味、地域活動、家事育児等)で発揮したスキルを現在と未来の自分へつなげ、「個人をエンパワーメントする」ことを目指している。

機能は大きく5つで、①自身のスキルを自己診断する、②ビジネスや趣味などの様々なアクティビティをメモに残す、③アクティビティを共有した相手からスキルについてのポジティブフィードバックを得る、④自己診断結果とフィードバック結果を比較する、⑤アクティビティを通してコミュニケーションする。

サービスを継続的に利用するほど自身のスキルが客観化され、伸ばしたい・伸ばすべきスキルが明確になり、また自身のスキルを理解する誰かと広くつながっていくことができる。同社はβ版で得たユーザーや協力企業からのフィードバックをもとに、製品版ではさらに機能を拡充させていくとしている。

小田急電鉄は中長期計画において、グループとして将来にわたり社会や顧客へ価値を提供していきたいと考える4分野と、それを実現するために必要な組織を「未来フィールド」として設定。この未来フィールドの実現や社会課題の解決に資する事業の実現を目指す社内事業アイデア公募制度「Odakyu Innovation Challenge: Climbers(クライマーズ)」を立ち上げ、新規事業の創出に取り組んでいる。IFLATsとPRAILはクライマーズから実現した第2号案件となる。

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