国交省 コンパクトなまちづくり大賞・総合部門で富山市が受賞

国土交通省は、コンパクトなまちづくり大賞と先進的まちづくり大賞の国土交通大臣賞を2020年11月9日に発表した。

コンパクトなまちづくり大賞は、地域の創意工夫のもと、コンパクトなまちづくりを推進し、他のモデルとなるまちづくりの取組事例を表彰する制度。また、先進的まちづくり大賞は、都市課題の解決や次世代型都市の創出につながる、他のモデルとなる先進的なまちづくり取組事例を表彰する制度。

コンパクトなまちづくり大賞の総合戦略部門で受賞したのは富山市(月刊事業構想2020年2月号参照)。富山市では、早くから公共交通を軸としたコンパクトなまちづくりに取り組んできた。また、「とほ(富歩)活アプリ」の開発・運営による、賑わいづくりのきっかけを提供する取組や、分野横断的な施策が展開されている点が評価された。

個別事業部門では、道後温泉地区の新たな温泉施設の建設と、高次医療施設の現地建替えや、関連する基盤整備を実施する松山市が受賞した。松山市の医療・教育の中枢を担う地域としての発展と、地域資源を活かしたさらなる賑わいの創出が期待できる点などが評価された。

先進的まちづくり大賞において、国土交通大臣賞を受賞したのは前橋市(月刊事業構想2020年4月号参照)。中心市街地の目指すべき将来像について、市民中心に議論し、民間主体のまちづくりを推進するための指針を市の規定の計画に位置づけ直すなどを比較的短時間で達成した。

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