コロナ禍の地域観光の今を考える「瀬戸内ミーティング」開催

2020年10月30日、瀬戸内海沿岸の7県の官民で構成する「せとうちDMO」は、無料のビジネスカンファレンス「第7回瀬戸内ミーティング from徳島」をオンラインで開催した。

「瀬戸内ミーティング」は、訪日観光客を対象に新たなビジネス展開を考えるため、瀬戸内域内の企業の交流や情報提供などを目的に、2017年から開催。今回のプログラムは、トラベルボイス代表の鶴本浩司氏による基調講演や、「地域観光のいま」と題したパネルディスカッション、瀬戸内おみやげコンクール最優秀賞受賞者による講演、感染症対策専門家による講演など。

「観光の未来を考えよう」と題した基調講演を行った鶴本氏は、コロナ禍による旅行商品や「おもてなし」の内容の変化、観光衛生マネジメントの重要性、ワーケーションの普及をいかにビジネス機会につなげるか、などを説明。コロナ禍を新たなおもてなしの下準備の期間とし、地域のブランド力を上げる機会とすべきと語った。

また、具体的な旅行商品開発の方法として、まず競合デスティネーションが何を行っているのかを調査し、その上で自分の地域の強みを探す。そして、今ある地域資源をどう掘り起こし、時代に合うサービスにするかを検討すべきとした。ワーケーションに関しては、海外でもまだセオリーが出来上がっていないため、10連泊や15連泊の商品を開発するなど、新たな挑戦をしてみてはと提案していた。

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