オリィ研究所 NTTなどから5億円を資金調達

オリィ研究所(東京都港区)は、 日本電信電話(NTT)および川田テクノロジーズ (東京都北区)を引受先とした第三者割当増資により総額5億円の資金調達を実施した。2020年10月15日に発表した。

オリィ研究所は、遠隔操作で自在に動かせる小型分身ロボット「OriHime」の開発を行っている企業。この他、全身が動かせない人のための視線入力システムによる意思伝達装置「OriHime eye+Switch」や、遠隔操作で物を運ぶことができる「OriHime-D」を実用化した。これらを利用した分身ロボットカフェの実施や、外出困難者の新しい働き方を開拓する「アバターギルド」の運営にも取り組んでいる(関連記事)。

今回、「コミュニケーションテクノロジーで人類の孤独を解消する」という理念に関する考えが一致したことから、NTT、川田テクノロジーズとそれぞれ資本業務提携した。今回調達した資金は、新プロダクトの量産体制の構築や、ハードウェアとサービスの開発体制の拡充、営業・マーケティングの人材採用強化に充てる。NTT、川田テクノロジーズとのパートナーシップを構築して、よりユーザーに求められるサービス・プロダクトの早期の社会実装を目指す。

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