農林水産省 大学発農林水産ベンチャー企業3社の支援を決定

2020年9月9日、農林水産省は「令和2年度農林水産業等研究分野における大学発ベンチャー起業促進実証委託事業」における支援対象3件を決定したことを発表した。

国内の大学などには、農林水産業・食品産業が抱える課題の解決に資する研究・技術シーズを持っている研究者がいる。これらを企業化・ビジネス化し、社会実装を図ることを目的に、それを目指す研究者に対し、ベンチャー企業の設立・事業化を支援するのがこの事業だ。

2020年度の公募は2020年7月6日から8月10日にかけて行い、26件の応募の中から3件を決定した。選ばれた3社と事業内容は以下の通り。

・EF polymer 農作物残渣を使用した、環境に優しい保水性天然ポリマーの開発
・Eco-Pork 農家の改善を支援し、最適な養豚経営を実現させる養豚経営システム「Porker」の提供(関連記事
・グランドグリーン 接木技術やゲノム編集技術の活用を中心とした新種苗の共同研究開発と技術提供(月刊事業構想2019年4月号参照

選ばれた3社は、委託事業者である野村綜合研究所から、事業化に向けて必要な各種の支援を受けられる。

農林水産省.jpg