へラルボニーのアートマスク DNP労働組合が導入し、組合員へ配布

大日本印刷労働組合は、へラルボニー(岩手県花巻市、月刊事業構想2020年8月号参照)の、知的障害のある作家が描いた作品を活用した「アートマスク」を導入、2,450枚(グループ含む)を組合員に配布する。2020年7月16日に発表した。

へラルボニーは、知的障害のある人が描くアート作品をプロダクトに落とし込み、新たしい価値の提案を目指すブランド「HERALBONY」の運営や、建築現場の仮囲いに知的障害のある作家のアート作品を転用する「全日本仮囲いアートミュージアム」など、福祉を軸とした社会実験に取り組んでいる企業。

へラルボニーのアートマスクは、作家への還元・福祉現場への寄付・地球環境配慮の3つを実現する。強度も強く、洗濯も可能だ。大日本印刷労働組合は、作家の創作活動への支援と、新型コロナウイルスの感染が広がる中で、看護・介護に従事する福祉現場の方々への支援につなげるといった労働組合の姿勢を示すため、今回導入を決定した。

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