アップアニー ネット広告一元管理プラットフォームをリリース

2020年7月15日、App Annie Japanは、アドテクノロジー分野に参入し、オンライン上のあらゆる広告データを一元管理できる「App Annie Ascend」を提供開始したことを発表した。同社は、モバイルアプリのダウンロード数や利用数などを分析するデータプラットフォーム「App Annie Intelligence」を提供してきた企業(月刊事業構想2020年5月号参照)。

今回リリースした「App Annie Ascend」では、企業が使用している既存のアドテクノロジー分析ツールを1つのプラットフォームで一元化できるようにした。ツールごとに異なるデータの収集や集計などといった正規化作業を自動化し、管理画面の中で選択した複数のデータ指標を自由に組み合わせて、独自のレポートを作成することができる。「App Annie Intelligence」との連携も可能にした。

アプリマーケティングにおいては、各広告プラットフォームのデータを収集し、分析することが効果の高いPRには欠かせない。広告主やアプリパブリッシャー、広告代理店は広告運用の最適化を目指しているが、そのデータ分析は複雑化している。広告ツールが多様化している上に、広告パートナーのエコシステムは常に変化しているためだ。そのため、企業は自前で複数ツールを管理し、また異なるツールの指標を組み合わせた分析を実施してきた。結果として、データの正規化やトラブルシューティングに多くの時間やリソースが投入されている。

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