経産省 新市場創造型標準化制度でアイカムズ・ラボの提案を採用

経済産業省は、「新市場創造型標準化制度」を活用した標準化を行うテーマを決定し、2020年7月7日に発表した。日本産業標準調査会の審議結果を受けたものだ。

今回採用されたのは、アイカムス・ラボ(盛岡市、月刊事業構想2020年8月号参照)の「画像処理による液体の体積測定法についての評価方法及び当該体積測定法を用いたピストン式ピペットの校正方法に関する標準化」。少量の液体を量り取る器具であるピペットから液滴が落ちる瞬間をカメラで撮影し、2次元画から高精度に液滴の体積を計算する方法の、精度の評価方法を標準化するものだ。

今後、アイカムス・ラボを含む原案作成委員会が組織され、標準化の原案を作成する。その後、原案を日本産業標準調査会で審議し、国内標準(JIS)とする。同制度は2014年7月に制定され、これまでに44テーマが検討の対象に選ばれ、30テーマが標準化されている。

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