TBM 石灰石原料の食品テイクアウト容器を販売開始

2020年6月19日、石灰石を主原料とし、プラスチック代替となる新素材「LIMEX(ライメックス)」を開発・製造・販売するTBM(東京都中央区、月刊事業構想2018年4月号参照)は、地球環境に配慮した食品容器「LIMEX Lunch Box」の販売受付を開始したことを発表した。

新型コロナウイルス感染症の感染拡大により、デリバリーやテイクアウトの需要が拡大し、家庭から廃棄される石油由来の使い捨て容器が増加している。これを受けて、TBMはLIMEXを使用したテイクアウト容器を開発した。

「LIMEX Lunch Box」は、石油由来プラスチックの食品容器と比較して、石油由来樹脂の使用量を削減することができる。LIMEXをシート状に成膜した「LIMEXシート」を国内の既存の容器製造工場にて真空成形加工することで、耐水性向上や油染み抑止、電子レンジでの使用が可能となった。本体と蓋が一体型のため、省スペースでの在庫保管・管理が可能であり、オペレーションの効率化にも繋がる。

TBMは、今回の「LIMEX Lunch Box」の販売を契機に、真空成型容器の開発、成形メーカーとの連携を強化していく考えだ。

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