スマートバリュー 自動車整備のDXへIoTプラットフォーム提供

スマートバリュー(大阪府大阪市、月刊事業構想2019年7月号参照)は、西出自動車工作所(大阪府大阪市)へモビリティIoTプラットフォーム「クルマツナグプラットフォーム」を提供し、クルマの予防整備に関するシステムを構築する。2020年6月3日に発表した。西出自動車工作所は、「予防整備プラットフォーム(仮称)」を立ち上げ、主に自動車整備業界へ新たなサービスを展開する。

スマートバリューは自動車向けIoTサービスを開発・展開している企業。モビリティ向けIoTプラットフォーム「クルマツナグプラットフォーム」は分析が難しいとされている走行データを瞬時に分析・加工し、可視化が可能。また、西出自動車工作所は全国各地の自動車整備工場とサービスネットワークを構築し、「フリートマネジメントステム」に取り組んできた。

両社がこれまでに蓄積したノウハウを活用し、自動車整備業界の高齢化や人手不足、自動車技術の高度化による技術力の向上の必要性、整備の定義を変更する道路運送車両法の改正への対応といった背景と課題に取組む。このるため、クルマが使用される期間の整備データを一括管理し、各種システムとの連携やデータの蓄積・分析を行うシステムを構築する。

具体的には、整備時の整備記録簿情報のデジタル化や故障データの収集、リース期間中の走行時のデータ収集、売却時における対象車両の状態データの可視化などを計画している。このような、クルマの整備・流通におけるデータの収集とデジタルサービス化を実現するプラットフォームとして展開していく予定だ。

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