国連OPS、ソニー イノベーションへの協業とアイデア募集を開始

国連プロジェクト・サービス機関(UNOPS)とソニーは、イノベーション領域における協業を開始すると2020年4月21日に発表した。両者は2月に協業契約を締結していた。

UNOPSが開催する、持続可能な開発目標(SDGs)に取り組むスタートアップやテクノロジー企業を支援するプログラム「Global Innovation Challenge」を通じて、協業を開始する。UNOPSとソニーはプログラムのテーマを「テクノロジーを用いた強靭なインフラを作り、気候変動への対処を強化する」に決定。4月21日から、このテーマに沿ったアイデアの募集を始めた。

気候や森、海など自然のデータは、地域ごとに異なる非構造データだ。これらのデータをセンシングとAI技術で的確に分析すれば、気候変動への迅速な対処などに貢献できるという考えから、このテーマを選んだという。

プログラムに選定された企業は、アイデアの実現に向けたさまざまな支援を得る。具体的には、兵庫県神戸市に開設予定のUNOPSのGlobal Innovation Center(関連記事1)に入居し、「Sony Startup Acceleration Program(SSAP、関連記事2)」の育成プログラムを含むUNOPSの「Global Innovation Accelerator Program」に参加できる。

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