会津太陽光発電 真空脱水装置のRYOENGを子会社化

会津太陽光発電(福島県会津若松市)は、2020年4月1日に、RYOENG(神奈川県川崎市)の全株式を取得し、 完全子会社化したと発表した。両社で、再生可能エネルギーにより地球環境課題解決に貢献すべく取組を進める。

RYOENGは、水分を多く含んだ廃棄物などを固体と液体に分離する、高圧真空脱水装置のメーカー。下水汚泥や食品加工残渣などを、熱エネルギーを用いることなく脱水できることから、これらの廃棄物焼却の際に用いる化石燃料を節約できる。専用ボイラーを導入することで、蒸気を含めた熱エネルギーを廃棄粒から得ることも可能だ。

会津太陽光発電は、太陽光発電以外には水力、風力、バイオマス発電を推進しており、EVや蓄電池を活用したオフグリッドシステムの構築を手掛けている。また、農家が安価な再生エネルギーを活用できるよう、オフグリッド農業用ハウス開発などにも取り組む。代表取締役の折笠哲也氏は、会津電力(月刊事業構想2020年1月号参照)の常務取締役も務めている。

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