三井不動産、先進モビリティへ出資 自動運転バスの実用化目指す

三井不動産は、2020年2月5日、車両用自動運転システムの研究開発・事業化を目指す先進モビリティ(東京都目黒区)に出資したと発表した。三井不動産は先進モビリティと連携して、千葉県の柏の葉キャンパスエリア(月刊事業構想2019年11月号参照)における次世代型の公共交通システムの導入を進める。

また先進モビリティは今後、自動運転技術の実装に向けて新たなビジネスモデルを構築する。柏の葉キャンパスエリアでは、循環型自動運転バスの導入と増便による街の利便性向上を進めていく。

先進モビリティは、東京大学次世代モビリティ研究センター教授・東京大学モビリティ・イノベーション連携研究機構長の須田義大氏らによって2014年6月に設立された東大発ベンチャー。2019年11月から両社は、柏の葉キャンパスエリアにおいて自動運転バスの営業運行実証実験を実施していた。2020年3月に同実証を終了した後も、実験の結果を生かした新車両を開発し、継続的な実験運行を行うことも想定している。

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