NEDO、東京都との連携協定を締結 水素エネルギー普及で

国立研究開発法人 新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)は、2020年1月23日、東京都と水素エネルギーの普及促進に関する包括協定を締結した。東京都施策に対する技術的知見の提供や、より効果的な情報発信・普及啓発などで連携していく。

NEDOは東京都と連携して、「東京スイソミル」などの施設を通じた情報発信とそのためのコンテンツ提供に注力する。水素エネルギー普及施策検討のため、最新の国内外の水素関連技術および政策などに関する知見を提供するほか、福島県浪江町で試運転中の福島水素エネルギー研究フィールド(FH2R、月刊事業構想2020年1月号参照)で製造した水素を都内イベントに供給する計画だ。

協定締結に際して、小池百合子都知事は「新エネルギーの活用にむけ行動戦略を採ることで、産業振興とゼロエミッションへ貢献したい」と話した。また石塚博昭理事長は「東京都のメッセージ発信力と、NEDOの産官学にわたる広汎なネットワークの相乗効果で、水素エネルギーの普及を推進したい」と語った。

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