復興庁 福島イノベーション構想をアップデート

復興庁は、2019年12月9日、「福島イノベーション・コースト構想を基軸とした産業発展の青写真」を発表した。既存の福島イノベーション・コースト構想(月刊事業構想2020年1月号参照)を整理し、中長期的で広域をカバーする産業発展計画に進化させたものだ。

同構想では、福島・浜通り地域を中心に、自律的で持続的な産業発展を実現することを目標としている。地元企業の経営力や技術力を向上させ、新しい事業展開につなげるとともに、新しい企業・人材や研究、実証実験を誘致していく。このため、(1)あらゆるチャレンジが可能な地域、(2)地域の企業が主役、(3)構想を支える人材育成、の3つの柱を掲げている。

これまでは、廃炉、ロボット・ドローン、エネルギー・環境・リサイクル、農林水産の4つを重点分野としていた。今回の青写真では、さらに医療関連と航空宇宙を追加。地域の産業として発展させていく考えだ。

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