宇宙商社Space BD 海外営業充実へ3.8億円を資金調達

Space BD(東京都中央区、月刊事業構想2018年9月号参照)は、2019年10月21日、インキュベイトファンド、アニヴェルセルHOLDINGS、SMBCベンチャーキャピタル、みずほキャピタルを引受先とした第三者割当増資で2.6億円、みずほ銀行と三井住友銀行による融資で1.2億円資金調達を実施したと発表した。

調達した資金は、海外営業人材とエンジニア人材の追加採用を中心に充当していく。同社の主力事業は、国立研究開発法人宇宙航空研究開発機構(JAXA)の民間開放案件である、国際宇宙ステーション(ISS)「きぼう」日本実験棟からの衛星放出事業。今後は、大型ロケット相乗り、小型ロケット利用などに事業を拡大する計画だ。現在は欧米企業が寡占する、超小型衛星打上げサービスのグローバル市場において、日本の打上げ手段の最大活用を前提に、世界のトップグループ入りを目指す。

インキュベイトファンド、アニヴェルセルHOLDINGSは既存株主で、SMBCベンチャーキャピタルと みずほキャピタルは新規株主となる。今回の資金調達で、Space BDが2017年9月の創業以来に調達した金額は累計7.8億円となった。

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