障害者スポーツ推進へ サッカーで地域連携会議を開催

日本サッカー協会(JFA)と日本障がい者サッカー連盟(JIFF)は、2019年10月27日から、全国9地域(北海道、東北、関東、北信越、東海、関西、中国、四国、九州)で「9地域障がい者サッカー連携会議(以下、 地域連携会議)」を順次開催する。10月21日に発表した。

「地域連携会議」は、皆が場所を問わずサッカーを楽しめる環境を構築していくため、地域における障害者サッカー団体と47都道府県サッカー協会・J リーグクラブ・Jリーグ百年構想クラブによる協力体制を整備するもの。2019年度スポーツ庁委託事業「障害者スポーツ推進プロジェクト(障害者スポーツ団体の連携及び体制整備への支援事業)」のJIFFへの受託が決定したことを受けて実施する。これまでJFAが各都道府県FAと行ってきた会議を、さらに拡大したものという位置づけだ。

障害者スポーツ推進の機運醸成の流れを、パラリンピックには採用されていない競技へ、そして活動エリアを全国へと拡大し、地域で障害者サッカーに携わる関係者が一堂に会しネットワークを構築する。参加メンバーによる取り組み事例の共有やグループディスカッションを行い、さらに障害者サッカー関連イベント等がある場合、視察も実施する。各地域の活動状況や普及の度合いに応じ、障害者サッカーの活動を促進していく考えだ。活動の結果は、サッカーから他の競技団体へと水平展開できるモデルとして情報公開し、障害者の継続的なスポーツ実施に繋げる。

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