土木広報大賞 東京都下水道局の若者向けPRが最優秀賞獲得

土木学会は2019年10月7日、土木広報大賞2019の各賞を決定したと発表した。優れた土木に関する広報活動や作品を顕彰する賞で、今回が2回目(関連記事)。全国から122件の応募があり、選考委員会(委員長:田中里沙 事業構想大学院大学学長)による選考を経て、最優秀賞1件、優秀部門賞6件、準優秀部門賞10件の合計17件を選出した。

最優秀賞は、東京都下水道局の「東京地下ラボ(若者向け東京下水道発信事業)」。学生が編集スキルや下水道に関する知識をワークショップやフィールドワークを通して学び、グループごとに雑誌を制作して発表する、というプロジェクトだ。

優秀部門賞は、イベント部門が国土交通省 九州地方整備局 福岡国道事務所の「春吉橋『賑わい空間』の試行イベント」、映像・Webメディア部門は国土交通省 関東地方整備局 江戸川河川事務所の「首都圏外郭放水路のインフラガイド多言語音声アプリ・洪水疑似体験ARアプリ」、アイテム部門が土木学会誌編集委員会・土木広報センター土木リテラシー促進グループの「土木偉人かるた」。

教育・教材部門では、日本大学工学部 土木工学科 コンクリート工学研究室 の「土木教育を通した小中高生向け広報活動」が、商業広告部門では奥村組の「大阪国際女子マラソン」協賛を契機とした広報展開」、企画部門では岩手県立種市高等学校の「『ヒロノジンと学ぼう。』岩手県立種市高等学校海洋開発科:南部もぐり育成PRポスター」が受賞した。

各賞の表彰式は、2019年11月18日に土木学会で実施する。

TokyoChikaLab.png