つくば市 インターネット投票の実証実験実施 今年はモバイルに対応

2019年6月26日、つくば市はデジタル政府実現に向け、顔認証技術とマイナンバーカードを用いたインターネット投票を8月下旬に行うことを発表した。ネット投票は2018年度にも実施しており、今回で2回目となる(月刊事業構想2019年6月号参照)。

つくば市は革新的な技術やアイデアで社会的課題を解決するSociety5.0の社会実装に向けた実証実験を全国から公募し、支援している。インターネット投票はこの事業の一環であり、2018年度の投票では、投票内容の改ざん防止や、秘匿性の確保について検証を行った。

今年度はスマートフォンの活用による場所にとらわれない投票の実現と、顔認証技術等を用いた投票の利便性の向上という、2つの新たな課題に挑戦する予定だ。また、インターネット投票はマイナンバーカードが必要なため、つくば市民に向けたマイナンバー出張申請イベントを6月29日に行うことを決定している。

この実証実験は、VOTE FOR(月刊事業構想2019年7月号参照)、ユニバーサルコムピューターシステム、日本電気と共同で実施する。各社はつくば市に無償で協力している。

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