丸紅と中部電力 伊那市の地域活性ビジネスに出資

丸紅と中部電力、伊那市は、丸紅伊那みらいでんき(長野県伊那市)を通じて、地域密着型ビジネスを共同で開発することに合意した。2019年4月16日に発表した。中部電力と伊那市は、伊那みらいでんきに出資することを決め、丸紅を含めた3者で出資に関する株主間協定を締結した。また2019年5月以降は、伊那みらいでんきが伊那市の市有施設への電力供給を順次開始する。

同社を通じて、エネルギーの地産地消、低炭素社会の実現を目指す。同時に、人口減少や産業・農業の活性化など地域特有の社会課題の解決にも取り組む。現在計画しているのは、地域の再生可能エネルギーを活用した電力メニューの開発や、地域の一次産業のデジタル化、6次産業化に貢献するサービス、生活関連サービスの開発などだ。

丸紅の100%子会社である三峰川電力は、伊那市に小水力発電所を所有している。同社を通じて、丸紅は2000年から、伊那市の街づくりに協力してきた。

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