無人コンビニ600 シリーズAで1億円を資金調達

キャッシュレス無人コンビニ「600」を提供する600(東京都中央区、月刊事業構想2019年1月号参照)は、朝日メディアラボベンチャーズ、SMBCベンチャーキャピタル、AGキャピタル、アプリコットベンチャーズなどから1億円を調達した。2019年1月29日に発表した。

「600」はコンビニの冷蔵棚のような外観で、内部の商品にはすべてRFIDタグが付けられている。冷蔵の飲料や菓子、弁当のほか、文房具や日用品なども陳列可能だ。専用端末にクレジットカードを通し、好きな商品を取り出すだけで、料金が自動決済される。2018年6月の正式展開以来7カ月強で、社員数20名~50名程のスタートアップ企業から、LINEやKDDIのような、社員数1000人以上の企業まで、様々な企業が導入した。設置契約数は50カ所を超えている。陳列される商品に柔軟性を持たせており、LINE@やSlackを通じ、社員から直接コンシェルジュが要望を受ける機能が好評で、累計商品販売数は2万個を突破した。

今回調達した資金は、無人コンビニの製造体制と物流網の強化に充てる。2019年中に500カ所の契約と、商品の累計販売数20万個を達成することを見込んでいる。

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