気象庁 大雪対策の効率化へ 降雪量の詳細データを提供

気象庁は、2018年12月18日から、3、6、12、24、48、72時間降雪量の提供を始める。短時間や、長時間にわたる大雪の気象状況をより把握しやすくするためのものだ。

2018年2月に、北陸地方に短時間に大量の雪が降った際には、福井県が自衛隊に災害派遣を要請する事態になり、また車に閉じ込められた人が一酸化炭素中毒で亡くなるなどの被害が出た。12月18日以降、気象庁では、積雪計を設置しているアメダス地点における、それまでの3、6、12、24、48、72時間分の降雪の深さを積算した降雪量の統計値を提供する。同時に、地点ごとに観測開始までさかのぼり、観測史上1位の値なども算出し、豪雪災害を警戒しやすいようにする。

これまでは、規模が大きな気象災害が予測・発生した際の降水量・風などの集計に「雪」が入っていなかったが、雪の状況の集計も入れる。

snow.jpg