紙・プラスチック代替素材のTBM 31.2億円を調達

石灰石を主原料とする、紙やプラスチックの代替素材「LIMEX」を開発・製造・販売するTBM(東京都中央区、月刊事業構想2018年4月号参照)は、伊藤忠商事、ゴールドマン・サックス、新生企業投資、大日本印刷、ディップ、凸版印刷、フランスベッドホールディングスと三菱鉛筆に対して、総額31.2億円の第三者割当増資を実施したと2018年11月15日に発表した。

TBMでは、LIMEXを生産する第1号プラントを2015年に設置。2018年に入ってからは、世界各地でLIMEXの工場設置に向けた協議を進めている。今回の第3者割当増資により、国内生産量拡大、商品競争力強化のための量産工場を多賀城に2020年に立ち上げる。海外展開のためのマーケティングや、人材採用、研究開発・共同開発のための投資にも用いる。

増資の引受先の事業会社とは、LIMEX製品の共同開発やマーケティング、海外展開において連携を図る予定だ。TBMは、2018年11月14日に受賞企業が発表された東京都主催の「世界発信コンペティション」において、東京都ベンチャー技術優秀賞も受賞している。

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