トビラシステムズとNTTタウンページ、警察庁推奨の詐欺対策アプリを共同開発・提供開始

トビラシステムズ株式会社とNTTタウンページ株式会社は、スマートフォン向け詐欺対策アプリ「詐欺対策 by NTTタウンページ」を共同開発した。本アプリは「特殊詐欺対策アプリに係る警察庁推奨制度」の認定を受けており、2026年3月5日よりNTTタウンページがiOS・Android向けに無料で提供を開始する。

トビラシステムズは、特殊詐欺やフィッシング詐欺対策に特化した迷惑情報フィルタサービスを固定電話・モバイル・ビジネス向けに展開する企業で、月間約1,500万人に利用されている。NTTタウンページは、実在を確認した事業者情報を集約した「iタウンページ」データベースを保有・運営している。両社はそれぞれの強みを持ち寄り、本アプリを開発した。

アプリの中核となるのが、詐欺関連番号の着信時に自動遮断または警告表示を行う機能だ。警察庁が把握する詐欺関連電話番号に加え、トビラシステムズが利用者からの申告情報や独自調査をもとに日々更新する迷惑情報データベースを組み合わせることで、リスク判定の精度を高めている。あわせて、iタウンページに登録された約500万件(2025年10月時点)の事業者情報をもとに、企業からの着信時には発信元の名称をリアルタイムで表示する。詐欺番号を弾くだけでなく、正規の発信元を可視化することで、着信前に応答を判断しやすくする狙いがある。さらに、警察庁が公表する最新の特殊詐欺に関する防犯情報をアプリ内で随時通知する。

開発・運用はトビラシステムズが担い、詐欺関連番号情報の提供も同社が行う。NTTタウンページはサービス提供主体としてiタウンページデータベースを提供し、アプリを無償公開する。両社は今後も連携して機能強化を継続するとしている。

特殊詐欺の被害は高齢者に加え若年層にも広がっており、警察庁の統計では2025年に被害者の過半数が65歳未満となっている。電話を入口とした詐欺への対策として、個人が手軽に導入できるアプリの整備が進む。