契約プロセスのデジタル化企業Holems シリーズA5.2億円を調達へ
Holmes(東京都千代田区、旧社名リグシー)は、ジャフコ、シンガポールのBEENEXT2、SMBCベンチャーキャピタル、既存株主の500 Startups Japanおよび青柳直樹氏、永見世央氏、Paul Kuo氏を引受先とする第三者割当増資を実施し、 総額約5.2億円の資金調達を実施すると2018年11月1日に発表した。
Holmesは、契約書の作成から締結・管理までのワークプロセスを一元化し提供するクラウドサービス「Holmes」を運営する企業で、2017年3月に設立された。フィンテックベンチャーのインキュベーター、FINOLABの入居企業でもある(月刊事業構想2018年12月号参照)。調達した資金は、財務基盤の強化と、「Holmes」の事業拡大のための開発人材、ビジネス人材の獲得に用いる。
「Holmes」のユーザーは、一部上場企業から個人事業主まで広がっている。これは、各種の契約書の作成から締結・管理までのワークプロセスに特化したシステムで、契約書の作成から締結までをデジタル化し、ワンストップで提供するものだ。最終版の契約書だけでなく、ドラフトや作成中のコメント、社内承認の記録などをクラウド上に保存できるため、契約に関連した情報に簡単にアクセスすることが可能になるという。
