リアルテックファンド 電子部品の実装技術を持つベンチャーに投資

ユーグレナインベストメント(東京都港区)は、リアルテックファンド(月刊事業構想2018年3月号参照)の投資先として、基板にダメージを与えずに部品を実装できる技術「IHスポットリフロー」を開発するワンダーフューチャーコーポレーション(WFC、横浜市)に出資したことを2018年10月4日に発表した。

WFCの技術「IHスポットリフロー」は、IH(電磁誘導)を応用した実装技術で、瞬時に、物理的なストレスなく部品を実装できる。これを使うと、熱ダメージに弱い紙や布、樹脂などを基材とすることが可能になり、新しいデバイス開発の可能性が開ける。

WFCは2013年4月に創業した企業。今回の出資で、リアルテックファンドはWFCが第三者割当増資により発行した株式を引き受ける。併せて、 WFCが採択された国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)による2018年度「研究開発型ベンチャー支援事業/シード期の研究開発型ベンチャーに対する事業化支援」助成事業の認定VCとして、WFCの研究開発や販売・マーケティング活動をサポートする。

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