ベンチャー2社が睡眠研究のためのラボを設立 連携先を募集

ニューロスペース(東京都墨田区)とヒューマノーム研究所(山形県鶴岡市)は、共同で睡眠研究のための施設であるSleepTech Labを開設したと2018年8月3日に発表した。Lab長にはニューロスペース取締役最高技術責任者の佐藤牧人氏が就任する。

SleepTech Labには、人間の睡眠研究に必要な設備としてベッドやマットレス、各種の機器を備え付けた。ヒューマノーム研究所が保有する、人間に関するデータおよび解析技術と、ニューロスペースの保有する睡眠ビッグデータ、解析アルゴリズムなどを組み合わせて、睡眠と人間の行動の関連性を調べる。

また、同Labでの研究の取組に賛同し、人間の各種行動と睡眠の関連を研究したい企業の募集も始める。連携先の企業がデータを持っていれば、それを元に様々な行動(食事など)と睡眠の関係などをSleepTech Labで解析することができる。

ニューロスペースは、睡眠センシング技術や簡易評価アルゴリズムの開発、睡眠改善プログラムによる企業の健康経営の支援(関連記事)などを手掛ける企業。ヒューマノーム研究所は2017年10月に鶴岡市に設立された企業で、最先端のテクノロジーから生み出されるビッグデータを統合し、「人間とは何か」を追求することを目標としている。

Sleeptechlab.jpg