伊藤忠食料カンパニー、Creww アクセラレーションプログラムを開始

伊藤忠商事とCreww(東京都目黒区)は、伊藤忠食料カンパニーの経営資源を活用したオープンイノベーションを目指し「伊藤忠商事アクセラレーター2018」を2018年7月9日に開始した。同日、プログラム応募のための説明会を、Crewwの運営するコミュニティスペース dock-Toranomon(月刊事業構想2018年7月号参照)で開催した。

「商社が持つ様々な資源をスタートアップの視点で見直し、全く新しいビジネスを共に創っていきたい」と、同社次世代バリューチェーン推進室長の岡徹氏は話した。パートナーとして選ばれた企業は、伊藤忠のグループ会社との連携、これまでに蓄積した各種データの活用や、伊藤忠の社内人材・ノウハウ・技術などにアクセスし、利用することができる。

今回のプログラムで、伊藤忠がスタートアップに求めるビジネスプランについては、1)新しいライフスタイルの創出、2)身の回りの課題解決、3)日本国内の社会課題解決、4)地球規模での課題解決、の4つに分類して事例を挙げている。生産者から消費者までの「食」に関するバリューチェーンを一気貫通する新しいプラットフォームや、バックオフィスにイノベーションを起こすプログラム、フィンテックに関するアイデアなど、提示した事例にこだわらない新しい提案を同社は期待している。

ビジネスプランの募集期間は7月20日まで。協業先として選ばれた企業は10月半ばから実証実験を実施し、結果は2019年1月18日に発表する予定だ。

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