広島県がAI・IoTの実証実験へ3年10億円投資 募集開始は6月

広島県は、AI、IoT、ビックデータ等のデジタル技術の利活用により、新たな付加価値の創出や生産効率化に取り組むための実証実験の場「ひろしまサンドボックス」を構築することを発表した。

広島県は、AI/IoT実証プラットフォーム事業において、広島県内企業、大学、自治体等の様々な主体があらゆる実証実験を行うことができる場を構築。県外からも先進的なスタートアップ企業や専門人材を呼び込み、県内企業等とコラボレーションすることでAI/IoT等のノウハウや知見を蓄積させ、広島発の新たなソリューションを次々と生み出す共創エコシステムの構築をめざしている。

実証実験の場である「ひろしまサンドボックス」では、今年度から3年間で最大10億円規模の投資を行うことにより、県内外の企業や人材を呼び込み、様々な産業、地域課題の解決に取り組む。記者発表には、元起業家である広島県 湯﨑英彦知事のほか、連携パートナーである渋谷区 長谷部健区長やソフトバンク 宮川潤一代表取締役副社長執行役員兼CTO、西日本電信電話 永野浩介取締役中国事業本部長が登壇した。

トークセッションの中、有力スタートアップが集積する渋谷区の長谷部区長は、渋谷区内のスタートアップ企業などにも実証実験への参加を促す考えを示すなど、質の高いスタートアップが広島県に集まることが期待される。

募集は、2018年6月と9月の2回、公募により行われる。

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