高知大学 実践を通じてクラウドファンディングを学ぶ

 

高知大学 地域協働学部 コミュニティデザイン研究室(須藤順研究室)は、 CAMPFIREと共同で、クラウンドファンディングに関する実践型教育&事業創造プロジェクトを2018年4月24日に開始した。高知県内での新事業創出を目的としたもの。

 

2017年度に実施された「四万十町地域イノベーター養成講座」と「四万十町ビジネスプランコンテスト」の参加者、「高知家ビジネスプランコンテスト決勝大会」の出場者と、高知大コミュニティデザイン研究室に所属する学生をプロジェクトオーナーとし、クラウドファンディングによる資金集めを行う。クラウドファンディング事業者であるCAMPFIREと、四万十町人材育成推進センター、KOCHI STARTUP PARK、高知大学起業部がプロジェクト実施をサポートする。

 

支援プロジェクト第1弾として、地域協働学部の学生が合同会社を設立し、 運営する「多様な人と学びを創り出す空間をつくりたい!コリビングスペースOUCHI」のクラウドファンディングが始まっている。今後、「大学生向けのカーシェアリングサービス」、「四万十ヒノキを活用した小さなOUCHIプロジェクト(タイニーハウス)」、「町内にある2つの酒蔵のお酒を飲めるBarづくり」、「高知県産の山北ミカンを使ったオランジェット開発」などの支援を予定している。

 

大学がこのような取り組みを行うことで、学生は実際にプロジェクトを通じて商品開発やサービス開発などに向けた実践的な知識・スキルを得られる。また、学生が地域のプロジェクトオーナーと共に働くことで、自らの地域に対する思いに気づいたり、クラウドファンディングのプロセスを通じて仲間や地域、関係者との関係づくりを図ったり、地域貢献・地域活性化に寄与したり、といった効果があることも大学は期待している。

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