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国立科学博物館 南方熊楠の企画展を開催

月刊事業構想 編集部(2017/12/19)

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南方熊楠の生誕150周年を記念し、国立科学博物館(科博)で企画展「南方熊楠 100年早かった智の人」が2018年3月4日まで開催される。主催は、科博、田辺市、南方熊楠王生誕150周年記念事業実行委員会。

 

南方熊楠は博覧強記な文筆家、市井の民俗学者、博物学者として人気があり、科博でも2006年に企画展「南方熊楠 -森羅万象の探求者-」を行っている。今回の企画展では、広く情報を収集・蓄積し、提供しようとした「人間Google」としての側面を紹介する展示となっている。「熊楠のすごいところは、ひたすら集める人だったところ。今回は、情報を扱う達人としての南方熊楠を見られるように展示を構成した」と、展示企画者の一人である科博植物研究部菌類・藻類研究グループ長の細矢剛氏は語った。

 

南方熊楠顕彰会の田村義也学術部長(関連記事:季刊「人間会議2017年冬号」)は、英版タイトル「An informant-savant a 100years ahead of his time」に使用した造語「informant-savant」に込めた意味について説明した。informantは文化人類学では「英語やフランス語のできる現地人」の意味で使われ、情報を搾取される人、といったニュアンスもある。一方savantは学識豊富な人、という誉め言葉だ。「情報の提供者と利用者の立場を切り替えながら、菌類の標本を収集して他の研究者に提供したり、他の人から聞いた話を元に文献を執筆したりしていた。情報の授受の仕方が非常にフラットだ。ネットで誰もが何でも検索でき、また情報発信できる現代に通じる姿勢だと思う」と田村氏は話した。

 

今回の展示で本邦初公開となるのは、熊楠が米国に滞在し、標本採集をしていた際に和歌山の旧友に送った標本付きの手紙と、最近新しく発見された菌類図譜(第二集)。菌類図譜はデジタル化され、科博のウェブサイトから閲覧できるようになっている。

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