スポーツ試合を一番ライブで見ているのは広島県

 

総務省は、2016年の社会生活基本調査生活行動の結果から、国内スポーツの状況に関する分析を2017年10月8日に発表した。

 

2015年10月20日から2016年10月19日の間にスポーツを行ったと回答した人の中で、最も多数を占めた競技は、「ウオーキング・軽い体操」。次が「器具を使ったトレーニング」、その次が「ボウリング」「ジョギング・マラソン」となっている。「ウオーキング・軽い体操」は15歳以上の全年齢層で、実施率が最も高いスポーツだった。なお、10-14歳では「水泳」が最もよく実施されたスポーツになっている。

 

アウトドアスポーツでは、地域差が明確に表れた。「登山・ハイキング」に行った人の割合は東京圏、大阪圏といった大都市圏で高かった。「スキー・スノーボード」に行った人は関東から北海道にかけての東日本で、「釣り」は中国地方から九州の西日本で、それぞれ多くなっていた。

 

また、趣味・娯楽における「スポーツ観覧」の調査結果では、広島県の行動者率が最も高くなっていた。広島県では、2006年と比較して、ライブでスポーツを見た人の割合が10ポイント以上増加し、32.9%となった。特に女性では、2006年には16.7%だったものが2016年は29.3%と、倍近く伸びている。広島県に続いて、宮城県、福岡県、神奈川県の順に、スポーツ競技を実際に見に行った人の割合は高くなっている。

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総務省が作成した県別のグラフ。「スポーツ観覧」は、テレビ・スマートフォン・パソコンなどによるものは除いている