塩野義製薬、ストリーム・アイ 在宅緩和ケア支援の新規事業を開始

塩野義製薬は、エムスリーとの合弁会社であるストリーム・アイが、在宅緩和ケアを支援する新規サービス「Home Care Base」の提供を始めることを2023年11月17日に発表した。医療従事者向けのサービスで、開始は2023年12月を予定している。

「Home Care Base」は、緩和ケアの専門家で構成されるバーチャル緩和ケアチームによる、デジタルプラットフォームを活用した医療従事者向けの支援サービス。在宅での緩和ケアに携わる医師や薬剤師、看護師が直面する課題に対し、緩和ケアの専門家がアドバイスと解決策を提供する。

ストリーム・アイは、塩野義製薬とエムスリーの合弁会社として2019年に設立されたデジタルヘルス企業だ。データ活用と効果的なコミュニケーションを通じて、医療の生産性向上に資する新たな情報提供モデルの確立とソリューションの構築を進めている。

人口減少と高齢化の進行のもと、限られた医療資源を活用するために、高齢者が自宅や地域で適切な医療サービスを受けられる体制が必要になっている。厚生労働省は2024年度の第8次医療計画において、在宅医療サービスの充実を進めており、必要な支援体制の確立を重視している。

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