地方創生カレッジ 2021年度推進会議を開催、方針を確認

内閣府地方創生推進室は、2021年6月23日、地方創生カレッジの2021年度の実施方針などを検討する「地方創生人材育成のための推進会議」を開催した。

坂本哲志・地方創生担当大臣は、会議の冒頭で「地方創生カレッジは、コロナ禍においてもリモートで学べるという利便性から、昨年から受講生が1万人以上急増し、3万2000人となった。地方創生において、人材面の取組は重要な柱として位置づけている。地方創生カレッジに対する期待は引き続き大きい」などと挨拶した。

推進会議では、2021年度の取組として、人材交流を促すネットワークである地方創生「連携・交流ひろば」のさらなる拡充、現在は利用が少ない学生向けのコンテンツの拡充などを予定している。2021年6月18日に閣議決定された「まち・ひと・しごと創生基本方針2021」に基づき、「ヒューマン」「デジタル」「グリーン」の3つの視点を中心にコンテンツを強化する方針だ。

地方創生カレッジ事業は、地域の活性化に必要な人材の育成を目的に、実践的なe-ラーニング・カリキュラムの提供や、地域課題に対応したワークショップなどをオンラインを活用して実施するもの。2016年に開始され、現在、184講座が開講している(月刊事業構想2021年7月号参照)。

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