大阪ソーダ、植物性乳酸菌「OS-1010」が機能性表示食品に 肌の弾力維持で日本初の届出
電解技術を基盤に基礎化学品や機能化学品、ヘルスケア事業などを手がける株式会社大阪ソーダは、同社が開発した植物性乳酸菌「OS-1010」を機能性関与成分とするタブレットについて、機能性表示食品としての届出が受理されたと発表した(届出番号K947)。届け出た機能は「肌の乾燥が気になる方の肌の弾力を維持し、肌の健康を守るのを助ける」というもので、同社調べによると、乳酸菌と肌の弾力維持を組み合わせた機能性表示食品の届出公開は日本初という。
OS-1010は、ブドウ由来の植物性乳酸菌(F. fructosus OS-1010)で、1,000株以上の候補から選抜された菌種。培養が難しいとされるが、同社独自の発酵技術によって安定的な培養を可能にした。加熱殺菌体として加工安定性に優れ、タブレットには120億個を配合する。同社の説明では、摂取した乳酸菌が腸管上皮細胞に作用してエクソソームの分泌を促し、細胞内のミトコンドリアを増やして活性化させ、真皮の線維芽細胞に働きかけることでヒアルロン酸やエラスチンに関わる遺伝子の発現を調整するとしている。
販売は、大阪ソーダのグループ会社であるDSウェルフーズが担う。OS-1010は最終製品としてだけでなく、メーカー向けの機能性素材としても提供し、既存素材との組み合わせ設計に適した原料として提案を進める方針だ。
機能性表示食品は、事業者が自らの責任で科学的根拠に基づき機能性を表示し、消費者庁に届け出る制度。乳酸菌は腸内環境の領域で広く用いられてきたが、肌の弾力維持に着目した届出は、エイジングケアにつながる新たなカテゴリーの開拓といえる。同社は今後、サプリメントや加工食品、飲料など幅広い製品形態への応用を見込んでおり、エイジングケア領域での研究知見を蓄積しながら、化学メーカーが培ってきた素材開発の力をヘルスケア事業へ広げる取り組みとして注目される。