NTTデータ 「モバイルレジ」で地方税統一QR対応開始

NTTデータは、「モバイルレジ」について、2023年4月1日から地方税統一QRコード(統一QR)への対応を開始する。2023年3月14日に発表した。「モバイルレジ」はスマートフォンを用いたバーコード読取型決済サービスで、2007年からサービスを継続している。統一QRへの対応により、「モバイルレジ」を利用する納税者は、国内1788すべての地方公共団体の税納付を、クレジットカードやインターネットバンキングで行えるようになる。

「モバイルレジ」を利用した納税では、専用アプリのダウンロードや初期登録は不要。納付書に記載された統一QRを「モバイルレジ」支払い用WEBサイトから、スマートフォンのカメラで読み取ることで支払いができる。主要なクレジットカードと、約1000行の金融機関口座決済が可能だ。統一QRの開始により「モバイルレジ」の支払上限額は1000万円未満まで引き上げられているため、大半の税金をキャッシュレスで支払えるようになる。

統一QRは、地方税共同機構が、地方税共通納税システムの対象税目を拡大することを目的として2023年4月から開始する新たな制度。今後、順次全国の地方公共団体の税納付書に、統一QRコードが印字される予定だ。従来のコンビニ収納では、取扱金額の上限が30万円だったが、統一QRは1000万円未満までの支払いが可能。税の納付額は通常のショッピングなどと比較してやや高額になることから、クレジットカード決済や金融機関口座決済の利用ニーズは高いとNTTデータでは予想している。

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