アマノ、セコム セキュリティシステムと清掃ロボットの連携を開始

アマノ(月刊事業構想2023年10月号参照)は、セコムのセキュリティシステムと清掃ロボットを連携させる相互連携規格を確立、6月から運用を開始した。2024年6月26日に発表した。店舗やオフィスの警戒状態を解くことなく清掃ロボットを稼働させられるようになる。

清掃ロボットは、夜間・早朝など施設利用者がいない状態や什器が少ない状況での清掃が最も効率が良いが、警備システムが稼働しているとそのセンサーが清掃ロボットに反応してしまう。そこで、アマノ小型床洗浄ロボット「HAPiiBOT」とセコムセキュリティシステムとの相互連携規格を構築した。ロボット活用に適したセンサー配置などのセキュリティプランニング、ロボットの動作に応じてセキュリティシステムが適切な警戒状態をとるための連携プロトコルや、ロボットが清掃している間に侵入・火災が発生した際のセキュリティシステム運用などを定めたものだ。必要な警戒状態を維持しつつ、警備用センサーによる清掃ロボットの誤検知を防いでロボット清掃を実施できる。

この規格については、都内の商業施設で運用テストを実施し、実用可能レベルに達していることが確認されたことから、すでに稼働を開始している。今後、警備システムによる警戒中でも清掃ロボットを活用したい施設に向け、導入を推進していく。


■事業構想大学院大学出版部 編集/ライター経験者を募集■
事業構想大学院大学出版部では、編集/ライター経験者を募集しています。応募に関する詳細はこちら