ファームエイジ アグリテック企業向け試験農場の構想を発表

ファームエイジ(北海道石狩郡当別町)は、ニュージランド貿易経済促進庁との共同プロジェクトとして、同社敷地に隣接する自社農場をフィールドとした「テストベッドファーム構想」(試験用テスト牧場)を打ち出した。2021年8月18日に発表した。ファームエイジは、35年以上にわたって持続可能な形の農業「放牧」を普及するための総合ソリューションを展開している。

構想の目的は、国内外のアグリテックビジネスの製品・サービスを試験したり、道内のモデル農場で実際に使用し、地域と企業で情報を共有すること。実証化テストやアグリテックビジネスモデル化への支援も行う。このような技術交流の場を提供することで、アグリテック企業は地域に密着した情報を得る事ができ、地元の農業者が抱える課題の解決を目指せるようになる。日本国内での実績があれば、より国内の農場主や牧場経営者に製品・サービスを売り込みやすくなる点も企業側にとってのメリットだ。

ニュージーランド貿易経済促進庁は、2021年6月28日、インターネット上の交流プラットフォーム「ニュージーランド・アグリテック2021」を開始した。ファームエイジはこれに参画し、持続可能な放牧を主体とした畜産、カーボンニュートラルに向けての情報を共有していく考えだ。

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